言語道断、中山防衛副大臣
【東京五輪関係者から、また不祥事ですね。今度はユダヤ人虐殺をお笑いのネタにした過去が問題になったとか。確かにとんでもないと思いますが、それを海外の団体に伝えたのが、何と現職の大臣、よりによって、国防を預かる防衛副大臣とは】
知る人「まったく、君の言うとおりだ。元芸人の小林某はあっという間に解任されたが、そのときの菅総理の言葉は『言語道断』だった。これよりはるかに非人道的な障害者虐待をやって、それを自慢し、さらにその相手を執拗に追いかけて笑いものにし続けた鬼畜ミュージシャンは自主的な<辞任>だったというのにね。菅総理は対外的に防衛線を張っただけであって、目の前の火を消せばそれでいいのだろう。考えても見よ。小林某のやったことは、いわば ”失言” 程度のことだ。確かに冗談では済まされぬが、国際問題にするほどではない。一方の鬼畜・小山田圭吾は、実際、虐待に手を染めたのだよ。発言ではなく、実行したのだ。どちらが言語道断かは小学生にもわかる話ではないかね」
問う人「しかもその情報の出所が、また」
知る人「言語道断なのは、米国のサイモン・ウィーゼンタール・センターにネタを流した中山泰秀防衛副大臣だ。順番が違うであろう。まず党内で話し合い、次にオリンピック委員会などの五輪運営の中枢部門だ。それをだな、真っ先に海外へ ”報告” したのだから、これは売国奴と呼ぶにふさわしい態度と言わねばならぬ。隣国・中国の時代錯誤的帝国主義にわが領海を荒らされておるというのに、国防を預かる防衛副大臣が平然と情報を横流しにするとは。断じて許せぬ」
問う人「情報提供については、中山本人が言ってるのですから、間違いないはずですよね。それにしては、続報がないのが解せないのですが」
知る人「選挙が迫っているからな。火消しに躍起となっているのかもしれぬ。それより、右翼はなぜ黙っておるのだ。なぜ誰も騒がぬ。二・二六事件の青年将校のような人物がいれば、中山の命はとうに奪われているに違いない。我ら日本人は、いったいどこまで無気力なのだ」
問う人「どうひいき目に見ても許し難い大事件ではありませんか」
知る人「いかにも。小林某の失言は二十数年も前のことだ。本人も反省しているのだから、こんなことで職業人生命を奪ってはならぬ。虐待鬼畜ミュージシャンは地獄の業火で永遠に焼かれねばならぬが、小林は地獄の入り口で引き返してきてよい。活動を続けなさい。が、中山だけは逃がしてはならぬ。あのような売国大臣がのうのうと生き延びるようでは、本当に日本は終わりだ」
問う人「マスコミも、やけに静かですよね」
知る人「マスコミは弱い者いじめが得意技だからな。中山がもっと不利な形勢に陥らぬ限り、攻めようとはせぬのであろう。闘うジャーナリストなど、我が国にはごくわずかしかおらぬわ。よし。かくなる上は、恐山のいたこにかつての青年将校たちの霊を呼び出してもらうしかあるまい」
問う人「あの、それ、冗談ですよね」
知る人「六割本気だ」
(了)
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